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両国の祭を忘れてもらっちゃ困るんだ。2

P5_ushi詳細再現。これが牛嶋神社の大祭だ。

[3 カ月前]相談(飲み会)
祭好きが多い町だから、話し合いも大ごとだ。町内会の役員が寄り合っていろいろ決めるんだけど、みんな自分のところが目立ちたいから、ケンカ腰のやり合いも多いのだ。祭が近づくと、寄り合いは頻繁になるみたい。みんな商売を放り出して集まる。特に何かを決めているのでなく、実は酒飲み大会だということを、ぼくらはよーく知っている。

[初日]牛車が町を練り歩く
前の日から町内の神輿を用意し、役員の人々が紋付き袴で朝から待機している。牛嶋さまから神官がお見えになり、神酒所祓い(みきしょはらい)という儀式をするのだ。神酒所ってのは、つまりは町内会の本部で、神輿を飾っておく場所。普段は自転車屋だったり八百屋だったりする。さて、お祓いが済んでしばらくすると、牛車が鳳輦(ほうれん)を引いてやってくる。これ、牛嶋さまならではの行事だ。この鳳輦の中に神様が乗っていて、氏子の町内に出張してきてくれるわけだ。ちなみにこの牛、オスの黒和牛と決められていて、この日のために福島の牧場でトレーニングを積んでるんだって。そういえば何年か前、牛がバテて動かなくなったことがあった。そうこうしているうちに、神輿の担ぎ手が来る。最近は祭り同好会に来てもらうことが多い。何しろ中位の大きさの神輿を1 基担ぐのに、1 度に50人、交代要員も入れて3 5 0 人は必要なんだ。で、まずはお神酒でお清め(つまり飲む)。初日なので、今日はあらかじめ決められた時間に町内を担ぐだけだ。


2004年11月05日 午後06:05 |by PRESSMAN

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