江戸時代の庶民にとって身近な芸術品であり、情報をいち早く伝えたメディアであった浮世絵は、役者や名所、美女などさまざまな分野を題材として親しまれました。歌舞伎と並んで人気のあった相撲も例外ではなく、多くの絵師が力士の姿や取組、相撲場の風景などを描きました。
力士の顔や姿を忠実に描いた相撲錦絵は、江戸時代の大相撲の様子を現代でも知ることができる貴重な資料で、相撲博物館を代表する収蔵資料となっています。今回、相撲博物館が所蔵する相撲錦絵の中から、江戸時代の浮世絵師たちによる名品の数々をご紹介いたします。
会期 平成21年(2009)10月27日(火)~12月24日(木)
【主な展示資料】 *柱絵 釈迦ケ嶽雲右衛門と女(磯田湖龍斎 画) *谷風梶之助・小野川喜三郎立ち合いの図(勝川春章 画) *鬼面山谷五郎・江戸ケ崎源治仕切の図(勝川春好 画) *谷風梶之助となには屋おきた(勝川春潮 画) *両国橋通行の図(勝川春英 画) *大童山文五郎土俵入の図(東洲斎写楽 画) *幼遊び愛敬角力(喜多川歌麿 画) *名所江戸百景 両国回向院元柳橋(歌川広重<初代> 画)
会期中の休館日 土曜・日曜・祝日 ※12月5日(土)、6日(日)は開館いたします。
入館料 無料 ※12月6日 (日)は、全日本相撲選手権大会の観覧券が必要となります。
【展示解説のお知らせ】 12月5日(土)の13時から職員による展示解説を行います。参加ご希望の方は相撲博物館展示室にお越しください。
相撲博物館
〒130-0015 東京都墨田区横網1-3-28(国技館1階) 電話 03-3622-0366 開館時間 10時~16時30分(最終入館16時) JR総武線両国駅西口より徒歩1分 都営地下鉄大江戸線両国駅A4出口より徒歩5分 http://www.sumo.or.jp/museum/
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