牛嶋神社は、貞観二年(860 年)に慈覚大師がスサノオノミコトをまつって開いたとされています。
牛嶋というのは、隅田川沿いの旧本所一帯の呼び名で、ですから牛そのものとは関係がないのですが、今では神社のシンボルとなっています。祭に牛車を取り入れたのは、明治の頃と聞いています。祭の根本精神は変わらずとも、その姿は時代とともに変わるものなのです。昔から、神賑(かんにぎわい)と申しまして、神と人がともに祭を楽しむことで、地域に活力が宿るとされています。ですから神輿を派手にもむのも、夜店を楽しむのも、適度にお酒を飲まれるのも、大いにけっこうなのですよ。
(牛嶋神社宮司、春田知男さん)
|