赤穂浪士の討ち入りの場は、江戸を感じる小さな公園に。
回向院の裏門から出ようと思ったら閉まっていたので、正門から出てテクテク歩く。
目指すは討ち入りで有名な「吉良邸跡」だ。
三百年前の冬の夜、かの四十七士が大立ち回りを演じた広大な屋敷も今はなく、一画が本所松坂町公園となっている。
小さな扉をくぐって入るその小さな公園に入れば、まさに“タイムトリップ”を体感できる。
白い立派ななまこ壁で囲われた敷地内に一歩足を踏み入れると、表通りの騒音がウソのような別空間が広がる。
そこには、赤穂浪士が吉良の首を洗ったという伝説の『首洗いの井戸』が残っている。
実は、心霊スポットとしてちょっとした有名な場所だけれど、吉良上野介を奉った小さなお稲荷様は、なんだかかわいらしい。
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