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回向院

2-2振袖火事で開創された「回向院」は、今や動物好きの”聖地“のよう。

両国駅の西口を出ると、目の前の大通りが国技館通り。これを右へ行けばすぐに国技館だけれど、今日は左へ向かってみよう。この先の下町に、江戸へトリップできるワンダーランドがあるのだ。
力士を型どったブロンズ像を眺めながら歩くと、国技館通りが京葉道路にぶつかった正面に、立派な山門が見える。「回向院(えこういん)」だ。
社務所で、一部百円のパンフレットを買って読む。回向院の開創は明暦三年(一六五七年)。この年、江戸市中の六割を焼き尽くした、振袖火事と呼ばれる大火があった。十万人以上の人が亡くなり、しかもそのほとんどが身元不明だったという。回向院は、そうした人々を供養するために開かれたのだ。院内を歩く。なぜか動物供養の碑が数多く目につく。最近では回向院はペット供養の寺院として有名なんだって。そもそも開創間もない頃、徳川家綱の愛馬を葬ったことから動物の供養が始まったらしい。あ、「愛犬クロ供養」なんて卒塔婆もある。
そうそう、動物といえば、あの鼠小僧次郎吉の墓もあるのだ。ほかにも歴史上の人物のお墓が数多くあるから、「お墓めぐり散歩」なんて裏ワザもありなのだ。


2004年11月04日 午後12:50 |by PRESSMAN

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  • LINK from 東京生活日和|2005/10/15 12:49:42
    鼠小僧のお墓もある両国回向院
    JR両国駅を降りて京葉通り向かうと正面に「回向院(えこういん)」が見えてきます。建立された由来は以前チラッと触れましたがここは相撲に縁があるだけに歴代力士の断髪後の髪や分骨を納めた高さ5mもの「力塚」があります。また回向院は「有縁・無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」というのが理念だそうで、災害や事故の犠牲者の慰霊碑も多いのですが、特にペットの慰霊塔も多くあります。ペット用の卒塔婆もたくさんあり、そこには「愛犬ポチ」や「愛犬クロ」など生前の呼び名が書かれてい...