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福田 永昌(のりまさ)さん

fukuda相撲甚句の魅力?
これ、一度やったら必ずとりこですよ。

相撲甚句、というのをご存じだろうか。今でも地方巡業や力士の引退相撲などで唄われる独特の歌だ。一定のメロディーに、土地の名物や力士の特徴など、思い思いの詞を乗せて唄われる。享保年間に誕生し、長い間ほんの「余興」だった甚句を蘇らせ、現代の人にも楽しめるものとして定着させたのが、呼び出し永男(のりお)こと、この福田永昌さんだ。「今までに800くらいの甚句を作詞しましたね。二代目の玉の海関に、『故郷の大分に巡業で行くから、名所を詠み込んだ甚句を作ってくれ』と言われたのが最初でした。これが大好評で、それ以来、巡業に行く先々で甚句をつくりました」。いわゆる『ご当地もの』だけでなく、たとえば貴ノ花関の昇進祝いの甚句など、その歌詞は意外に身近でわかりやすい。「だから一度聞くとファンになる人が結構多いんです。そこで引退してから、『日本相撲甚句会』をつくりました。今、全国に48の組織と1000人の会員がいます。より多くの人に、甚句の面白さを知ってもらうのが、私のライフワーク。甚句の魅力?一度やってごらんなさい、絶対にとりこです」。両国で本場所があるときは、両国駅で14:00頃から全国の愛好者が唄う甚句を聞ける。江戸情緒を楽しんでみよう。

福田 永昌(のりまさ)さん 66歳。昨年大阪場所を最後に定年で引退した名呼び出し、永男(のりお)その人である。昭和21年に呼び出しとして片男波部屋に入門。昭和31年から自作の相撲甚句を作詞し始め、これまでに800曲を作詞。引退後「日本相撲甚句会」を主催。甚句愛好者の拡大に精力的に取り組んでいる。

●連絡先 墨田区両国2ー21ー5 
 ダイカンプラザ305号 日本相撲甚句会 
 TEL 03ー3635ー8834


2004年11月04日 午後07:14 |by PRESSMAN

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