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祭は粋に行け。

P7_takahashi今回の特集のため半纏や祭りのことを色々と教えくれた、下町の祭の半纏を数多く手がける高虎商店の親方、高橋欣也さん。話を聞いていると当人の祭り好きが伝わってくる。

ひとくちに半纏って言っても、祭ごと、町内ごとに全部違うものなんだよ。たとえば深川富岡八幡宮の祭は水かけ祭だから、濡れたときにどう見えるかがポイント。尻切りって言って、濡れてもまとわりつかない短い丈の半纏じゃないきゃいけない。色も濡れた時に綺麗に見えるように明るめにする。反対に三社祭は水をかけないし動きも比較的ゆっくりなので、長めの半纏がひらひらするのがいい。
だから半纏はね、全部オーダーメイドなんだよ。請け負ったら、必ず祭の下見をして、どういうものが一番いいか考えて作りますよ。
ま、どの祭でも、胸を張って、背中の代紋がきれいに見えるように着ることが基本だね。


2004年11月05日 午後06:50 |by PRESSMAN

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