場所開催中に、国技館に立ちならぶ『相撲のぼり』。
両国らしい風景のひとつです。
相撲のぼりは木綿でできていて、大きさは、横幅90センチ×縦幅540センチ。
カラフルな色目が人目をひきますが、古来からその色使いには、縁起かつぎの制限がたくさんあるそうです。
負けを意味する“黒星”に繋がるからと、力士の名は黒文字を避ける。逆に、勧進元(贈り主)の名は、商売の“赤字”を嫌って“赤文字”を避ける、などなど。
また、縁起物のため、たった一回しか使われないとか。
場所ごとに国技館を彩る相撲のぼりは、力士と勧進元の願いがこもった、お守り札のようなものかもしれません。
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