日本が世界に誇る歌舞伎を、身近に親しんでもらおうと開催してまいりました歌舞伎フォーラム公演。特に九月恒例の公演は『江戸博歌舞伎』として定着し、江戸東京博物館の開館とともに歩み続け、13年目を迎えることとなりました。これもひとえに、御贔屓にしていただたいているお客様はもとより、報道関係の方々のご支援によるものと御礼を申し上げます。
さて今回は、しっかり足を大地につけようということもあり、一ヶ月の長きに亘る上演を行います。これは、より多くの方々に『江戸博歌舞伎』の魅力を知っていただくことが狙いです。相撲と歌舞伎は江戸の華、時を同じくして江戸東京博物館に隣接する国技館では、九月場所が開催されています。相撲と歌舞伎の相乗効果で、両国界隈に活気があふれればとも思っています。
このため相撲観戦後や会社帰りでも、ご来場が可能なBプログラム(演目を少なくし、開演時間を遅くして上演)なる公演。さらに、歌舞伎座でもお馴染みの一幕見もご用意します。
今回も2月公演に引き続き、子役を一般公募しました。先日行なったオーディションにより、100名を越す応募者の中から6名を選ばせていただきました。舞台経験の豊富な子や日本舞踊を習っている子など多様で有能な子供たちです。彼らの詳細プロフィールはこちらからどうぞ
内容は、
◆第一部 歌舞伎に親しむ「歌舞伎の美/効果音」
◆第二部 歌舞伎舞踊「櫓のお七」
◆第三部 歌舞伎「菅原伝授手習鑑—松王下屋敷の場」
の三部構成。
(Bプログラムは、第一部・第三部のみの構成)
※あらすじ・内容の詳細は、こちら
観客にも舞台に上って体験してもらう第一部の「歌舞伎の美/効果音」は、いつも想定内の範囲で終わることのないコーナーです。成功しても、失敗しても驚くことに人気があるようで、どちらになっても客席からは熱い拍手が寄せられています。
また、これまで公演を行なってきたなかで、会社帰りでも観劇できる公演をやってほしいとのご意見におこたえしたBプログラム公演は、18時半から21時まででチケット料金も安くなっていますので、アフターオフィスに気軽に楽しめるものと思います。
公演概要、チケットの購入方法につきましては、以下のホームページに詳細がございます。
東京都江戸東京博物館 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
NPO法人日本伝統芸能振興会 http://www.atpa.jp/
当公演についてのお問い合わせは、
歌舞伎公演事務局
〒104-0061 東京都中央区銀座4—12−20 松石ビル4階
TEL:03-3544-4911
にお願いいたします。
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