本年は、江戸相撲で宝暦7年(1757)に縦一枚形式の番付が登場してから250年目にあたります。それまでの横二枚形式の番付に比べると、用紙が一枚で済むこと、また東西や順位の対照が瞬時に判別できる利点から、以降江戸相撲で用いられ、細かな変更はありましたが、大きく形式を変えることなく現在に至っています。
縦一枚番付の登場により、相撲だけでなく、温泉や酒などさまざまな分野で番付が作られるようになっていきました。「見立番付」といわれるもので、相撲から発生した文化の一つといえます。 今回、記念の年に際し、番付の歴史、読み方、つくり方をはじめ、見立番付など、番付についてご紹介いたします。
【主な展示資料】 *江戸相撲番付 宝暦7年(1757)10月場所 *大坂相撲番付 宝暦13年(1763)5月場所 *板番付 昭和27年(1952)春場所 *江戸相撲絵番付 寛政8年(1796)10月場所 春英 画 *新版大日本相撲協会力士写真番付 昭和13年(1938)春場所 *欧米大相撲番付 明治20年(1887)11月 *見立番付 明治17年(1884)三府大相撲高点見立
会期中の休館日 土曜・日曜・祝日 ただし、12月1日(土)、12月9日(日)は開館いたします(12月9日は全日本相撲選手権大会の入場券が必要です)。
相撲博物館 〒130-0015 東京都墨田区横網1-3-28(国技館1階) 電話 03-3622-0366 開館時間 10時~16時30分(最終入館16時) 入館料 無料 JR総武線両国駅西口より徒歩1分 都営地下鉄大江戸線両国駅A4出口より徒歩5分 http://www.sumo.or.jp/museum/index.html
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