屏風は、もともと風をさえぎり、間仕切りをしたり、人目を避けるためのものですが、また室内の装飾としても用いられています。中国が発祥の屏風は、日本でも絵を伴って発展し、屏風絵という絵画史の一分野が形成されています。 江戸時代に入ると民間にも広く普及し、折りたたみが可能な調度として、美術的価値と実用性の両面から親しまれるようになります。山水、人物、花鳥など、さまざまなものが描かれ、相撲もまた画題のひとつでした。 今回は、相撲博物館が所蔵する屏風絵をご紹介いたします。屏風に描かれた力士や相撲場の風景をお楽しみいただければ幸いです。 また、両国橋や両国の風景、力士が描かれた錦絵もあわせてご紹介いたします。
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「行司は、両力士が土俵に上ってから競技を終えて土俵を下りるまで、その進行に関して一切の主導的立場にある。即ち、競技の進行および勝負の判定を決するものである。」 と審判規則に規定されています。凛とした声と機敏な所作で取組を裁く行司は、大相撲に欠かせない存在です。 この度、「行司の装束・軍配展」を開催いたします。近年活躍した行司が実際に着用した装束や使用した軍配、印籠などをはじめ、行司による書を展示いたします。この機会に、大相撲を支えている行司にご注目いただけましたら幸いに存じます。
平成17年(2005)に財団法人日本相撲協会は設立から八十周年を迎えました。 大正14年(1925)12月28日、文部大臣より財団法人設立の認可を受けて誕生いたしました。 設立の前後には、摂政宮賜盃(現在の天皇賜盃)の作製や東京相撲と大阪相撲の合併をはじめ、さまざまなできごとがありました。 ここでは、現在の大相撲の基礎となったこれらのできごとを初公開の資料を含む162点によりご紹介いたします。
これは、ちょっとレアな光景ではないでしょうか? 是非、左の写真をクリックしてみて下さい。
9月の予定です
二人の力士が組み合う様子を「動く建築」と評した彫刻家で画家の石井鶴三。若い頃から相撲を好み、晩年特に横綱朝潮を可愛がった日本画家松林桂月。ほかにも夏目漱石や斎藤茂吉などの文学者をはじめ、多くの芸術家たちが相撲を愛し、作品の題材としています。
国技館の土俵廻りや相撲教習所などを下記日程によりご案内します。
・8月10日(水) 14:00~15:00
・8月17日(水) 14:00~15:00
みなさんは国技館やテレビで大相撲を見ていて、「あれなんだろう?」、「どうしてだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。長い歴史を持つ大相撲の世界には、「なぞ」がいっぱいあります。 今回は、大相撲のさまざまな「なぞ」にお答えします。問題→答えの順で展示しておりますので、じっくり考えながらご覧いただければ幸いです。
最近、某テレビ番組でも紹介されたようですが、実際にこのサービスが行われているという証拠写真です。
『...取り組みで勝った力士の方に、お好きなバリューセットをプレゼント...』
世界広しといえど、このサービスが成立するのは、ここ、両国のマクドナルドだけではないでしょうか? (笑)
江戸時代の大名は、自らの嗜好あるいは大名間の交際の手段として、能や狂言などを藩邸で上覧したり、時には自ら演ずることもありました。
相撲もまた藩主の嗜好のひとつで、上位力士のなかには藩主に召し抱えられるものも数多く存在しました。これが大名のお抱え力士です。